1998-06-17 第142回国会 参議院 本会議 第35号
○宮澤弘君 私は、ただいま議題となりました橋本内閣総理大臣に対する問責決議案について、自由民主党を代表し、断固反対の討論を行います。 去る十二日には衆議院において橋本内閣が大差で信任され、また、日曜日の熊本一区の衆議院議員補欠選挙において自民党の岩下候補が快勝いたしました。これは、目下最大の課題であります景気回復のためには、国民が政権の安定を強く求めている証左であります。 このような中で、内外から
○宮澤弘君 私は、ただいま議題となりました橋本内閣総理大臣に対する問責決議案について、自由民主党を代表し、断固反対の討論を行います。 去る十二日には衆議院において橋本内閣が大差で信任され、また、日曜日の熊本一区の衆議院議員補欠選挙において自民党の岩下候補が快勝いたしました。これは、目下最大の課題であります景気回復のためには、国民が政権の安定を強く求めている証左であります。 このような中で、内外から
○宮澤弘君 自民党の宮澤でございます。私は、特に国連を背景としたということを前提にして御質問を申し上げたいので、お答えを願いますのは堂ノ脇参考人とそれから明石参考人に主として承りたいと思います。 問題の一つは、お二人ともおっしゃいましたけれども、今のNPT条約というのは差別条約である、こういう認識を世界では持たれているわけでございます。そこで、核を廃絶するためには、このNPT条約の六条で核軍縮義務
○宮澤弘君 私は、私自身、行革推進論者の端くれの一人だというふうに自認をいたしておりますが、そういう立場から率直に見ますと、今回の行革では、これまで行政改革委員会や行政改革会議、これは非常に精力的な審議をされたと思います。民間の委員がいるこういうもので徹夜をして議論をしたというようなことは、恐らく今までなかったと思います。そういうような関係委員会あるいは会議の精力的な御審議がありましたけれども、国家機能
○宮澤弘君 次に、私は行革の使命と申しますか行革の基本理念、基本方針について伺おうと思ったのでありますけれども、既にただいま総理からのお話の中にそういう点は述べられております。 私は、行革のまず出発点と申しますか基本は、国の果たすべき機能、先ほど総理もおっしゃいましたけれども、これを徹底的に究明することではなかろうか。そして、これによって官から民へ、中央から地方へという流れができるのであります。そしてさらに
○宮澤弘君 私は、中央省庁等改革基本法案につきまして、総理並びに関係閣僚に御質問を申し上げます。 総理は、御就任以来、六大改革を掲げて取り組んで、大いにその推進を図ってこられました。昨今、景気対策ということが非常に大きな政策課題になってきておりますけれども、やはり二十一世紀に向かってこの六大改革が一歩一歩進んでいくということがぜひ必要だと思っております。そして、この六大改革の中で中心をなしますものは
○宮澤弘君 次に、同じ本会議で出た問題でありますが、自衛隊の派遣に際しての国会の承認の問題について伺いたいと思います。 これは、同じく本会議で私どもの同僚議員がこういう質問をいたしております。 最後に、国会承認に関してお尋ねいたします。 PKO法では、自衛隊をいわゆる本体業務に派遣する場合と、その活動が二年を超える場合には国会の承認を定めています。当時の答弁によれば、シビリアンコントロール
○宮澤弘君 私は、国際平和協力法の一部を改正する法案に関係をいたしまして、二、三質問いたしたいと思います。 まず最初に、官房長官に伺いたいと思いますが、この法案の審議に当たって、先般、参議院の本会議で、この法律の第三条にございますいわゆる本体業務でございますね、その本体業務は、これは附則の二条ですか、当面実施しないと凍結をされているわけでありますが、これについて質問がございました。質問の趣旨は、現在凍結
○宮澤弘君 自民党の宮澤です。 これから任地に赴かれるお三人の方、大変御苦労さまでございます。 三人の方それぞれに私伺いたいことがありますが、時間の関係もありますし、また伺う方も多いと思いますので、一つだけ糠澤さんにちょっと質問を申し上げたいと思います。 私は、この際糠澤大使がハンガリーにいらっしゃるということは、御本人にとっても、今まで御経験になった経済の問題を頭に置いて御活躍になるということの
○宮澤弘君 私は広島県から選出されております自由民主党の宮澤です。 アジア太平洋地域のこれからの平和の確保について、御所見を承りたいと思います。 御承知のように、アジア太平洋地域では、ヨーロッパのように多国間の安全保障の仕組みというものがまだできておりません。私どもは、日本とアメリカの安全保障条約に基づく日米の安保体制が、単に我が国の平和ばかりでなくして、アジア太平洋地域の平和に大変大きな役割を
○宮澤弘君 簡単にお願いします。何遍も話は承っておりますから。
○宮澤弘君 先般、緊急経済対策を政府はお決めになった。今回の経済対策は民間部門の投資や一般民間の購買を刺激する、こういう目標を持っているということになっているようであります。 これはつい一昨日でございましたか、電通が全国の消費者の景気についての実感を尋ねた調査、これを見ますと、景気の現状については「悪い」とした人が八〇%を占めたのに対し、「良い」は三%しがなかった。景気見通しも、「悪くなる」が三八
○宮澤弘君 私は、自由民主党を代表いたしまして質問をいたします。 総理は、今改革をしなければこの国の明日はないという非常な決意を持って六つの大きな改革を政府の重要課題として全力投球をしておいでになります。御労苦をまことに多とし、また敬意を表するものでございます。 財政改革は、行政改革とともに六つの大きな改革の基本を成すものであると思っております。しかも、現在は近く来年度の予算の編成期を控えているわけでありますので
○宮澤弘君 どうか徹底的な自己調査ということをお願いいたしたいと思います。 まことに私は残念に思うのでありますけれども、私もこの種の経営体質は果たしてこの二社だけにとどまっているかどうか、少なからざる我が国の企業に潜在をしているのではないかと危惧をいたしております。 そこで、総理に伺うのでありますけれども、今回の金融関係二社の不祥事によりまして、これは金融業界のみならず、我が国の企業の体質が国内的
○宮澤弘君 この際、私は、金融業界の経営の徹底的な総点検というものを各企業に求めることが必要である、こういうふうに思いますが、いかがでございましょうか。
○宮澤弘君 質疑に入ります前に、一言申します。 二〇〇五年の万博が、人と自然の共生を掲げて愛知県で開催されることに決定されましたことは御同慶の至りでございます。ここに至るまでの、愛知県はもとより総理初め政府及び関係者の方々の御努力に対しまして敬意を表する次第でございます。財政難の時代ではございますが、立派な博覧会が開催されることを期待いたします。 さて、私は、先般来の金融不祥事件をめぐる監督責任
○宮澤弘君 いや、ですから、今私が挙げたような例はないんですか。つまり、立法、政策で、例えば病院行政というものをもっと明確にするためにどういうことをやれとか、あるいは行政機構の中にこういう機能をはめ込めとか、今おっしゃったような政策ですか、立法請願、これはたくさんあると思います。スポーツくじ賛成だとか反対だとかいうのも立法、政策なりなんなりのあれだと思いますが、今私が申し上げましたような例というのはこれも
○宮澤弘君 意見というよりも、ここに書かれたことの御質問になるかもしれませんが、今、苦情請願というのはこれまで六件しかないというふうにおっしゃいましたね。 苦情請願という概念はどういう概念なんでしょうか。例えば、ある市町村の中に大きな国立病院があって、そこから汚いものを垂れ流している、何遍言ったって聞いてくれないというようなものを請願するということはあり得るわけでしょうか。
○宮澤弘君 極東の概念は変更されていないということをおっしゃいました。 外務大臣、世間では、この共同宣言によって両国政府は日米安保体制の適用範囲を従前の極東からアジア太平洋地域に広げる考えを示したんだ、あるいは米軍の活動範囲がアジア太平洋地域に広がった、日米安保再確認、再定義の意義はまさにそこにあるんだと、こういうことを議論する者があります。あるいは、そういう考え方というものが少なからずある。これについてどうお
○宮澤弘君 この共同宣言を読みますと、今まで日米安保条約で極東という概念がございましたけれども、新たに日本周辺地域という新しい概念が出てまいりました。これについてはかねてからいろいろ議論が世間でもあるところであります。しかし、私はきょうはそれについて究明はいたしません。共同宣言を読みますと、「アジア太平洋地域」という呼称が随所に非常にたくさん出てまいります。 そこで、外務大臣に伺います。 現在の
○宮澤弘君 私は、日米安全保障条約に関連をいたしまして幾つかの質問をいたしたいと思います。 昨年の四月、ちょうど一年前になりますが、クリントン米国大統領が来日をされまして、日米両首脳の間で日米安全保障共同宣言が署名されました。世間では、これによって日米安保の再定義、再定義と申しますのはマスコミが再定義という言い方をいたしておりまして、外務省は再確認という言葉を使っておいでになるようでありますけれども
○宮澤弘君 御異議ないと認めます。 それでは、委員長に倉田寛之君を指名いたします。(拍手) ————————————— 〔倉田寛之君委員長席に着く〕
○宮澤弘君 ただいまから日米安全保障条約の実施に伴う土地使用等に関する特別委員会を開会いたします。 本院規則第八十条第二項により、私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。 これより委員長の選任を行います。 つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
○宮澤弘君 皆さん方がおっしゃいますように、大体この紙にある案で行政監察も苦情請願もやると、ここに書いてあるようなことでまず出発をしたらいいと思います。 それからもう一つは、余り中のことに入って、また議論を起こしても悪いんですけれども、たたき台に書いてありますように、やはり私は国政調査権に基づいた我々の仕事だということだろうと思うんですね。 国政調査権があって一向に使われていないじゃないかということは
○宮澤弘君 私は、中身のことじゃなくて進め方を。 会長も言われましたけれども、参議院改革ということは今、議長を中心に進められていると思いますし、またお互い党派を問わず、一体参議院は何をしたらいいのかと、参議院の存在意義とか無用論とかいうものが常にあるわけでございますね。そういうような観点から申しまして、一つのあれは、衆議院は予算中心、参議院は決算中心、これだけでは尽きませんけれども、衆議院の方の予算中心
○宮澤弘君 私は自由民主党を代表いたしまして、第二次橋本内閣の最大の課題である行政改革を中心に質問をいたします。 質問に先立ち、一言申し上げます。 昨日、かねて指名手配されておりましたオウム事件の重要被疑者が警察に逮捕されました。警察の地道な努力を多とし、感謝の意を表するものであります。 さて総理、総理は、身を燃焼させ尽くしても行政改革をやり抜く、行政改革なくして日本の明日はないとさえ言われました
○宮澤弘君 今おっしゃったことの回答ではないんですけれども、私も今の世の中からいって、国民腹膨るるわざですから、何かやっぱりできたらいいと思います。その場合に、今ちょうど会長がおっしゃいましたように、一体議員がオンブズマンになるのか、その下に専門的なオンブズマンというものができるのか、その辺の議論というのは恐らくまだ徹底した議論がないと思います。 それはそれといたしまして、先ほどちょっと請願の話が
○宮澤国務大臣 どのような事案につきまして捜査を行うかは検察当局が個別に判断をすべき事柄でございますので、法務大臣としての答弁は差し控えたいと思いますが、金融機関の不良債権問題につきましては、多くの報道がなされ、また国会におきましても議論されているところでございますので、検察当局はそうした報道や議論の内容も念頭に置きながら、刑事事件として取り上げるべきものがあれば適正に対処するものと思っております。
○国務大臣(宮澤弘君) 企業その他の団体の寄附につきましては、先ほどもお話がございましたように、各党でいろいろな考えの違いがあろうかと思っております。 申し上げるまでもなく、昨年の政治資金規正法の改正によりまして、現在は、政党なり政治資金団体並びに資金管理団体に対するもの以外は一切禁止をされておりますわけでございますし、それから資金管理団体に対するものは五年後に禁止をされる、それから政党なり政治資金団体
○国務大臣(宮澤弘君) この機会に、第十七回参議院議員通常選挙の結果の概要について御報告申し上げます。 今回の選挙は、本年七月二十二日に任期が満了となった参議院議員の通常選挙でありまして、選挙すべき議員の数は、比例代表選挙が五十人、選挙区選挙が七十六人、合計百二十六人でありました。 選挙当日の有権者数は約九千六百七十六万人で、前回の通常選挙に比べ三百五十一万人増加しております。 次に、投票の状況
○宮澤国務大臣 ただいまの司法試験及び法曹養成制度改革に関する申合せにつきましては、法務行政の責任者として重く受けとめております。 今後は、その御趣旨を尊重して、法曹三者相互の信頼関係を維持しつつ、誠意を持って協議を行い、真に国民的見地に立った司法試験制度及び法曹養成制度の抜本的改革が速やかに実現されるよう努力してまいりたいと存じます。 ————◇—————
○宮澤国務大臣 専門的な問題でございますので政府委員から答弁をいたさせますが、おっしゃいますことは私自身も今後検討課題とさせていただきたいと思います。
○国務大臣(宮澤弘君) 政治改革の成果についての御質問がございました。 先般の改革は、衆議院議員の選挙制度を個人中心から政党中心の仕組みに改めますとともに、連座制の改正など腐敗防止策を強化いたしまして、政治資金の透明性を高め、また、選挙や政治活動の中心となる政党へ公的助成を行うなど極めて幅広い内容を持ったものであると承知をいたしております。 関連改正法が施行されて今日まで、例えば本年の統一地方選挙
○国務大臣(宮澤弘君) 破防法の適用の問題につきましては、かねて申し上げておりますように、法と証拠に基づいて厳正に判断すべきものと考えております。 御承知のように、破防法に定めております要件が極めて厳格なものでございまして、細部にわたって詰めるべき問題が多岐にわたっておりますために、それらの問題を検討いたすためにこれまで時間を要してまいりました。できるだけ早く結論を得られるように努めてまいりたいと